日本人といえども、地域によってその人間性は大きく異なる。そのなかでも、特徴的と言えるのが大阪府民であろう。大阪の府民性にはいったいどのようなものがあるのだろうか。他の地域の人にとっては意外に感じることも多いと言われている。

例えば中年男性を表す言葉がそうだ。大阪府民に「おっさん」と声をかけることは避けた方がいいといわれている。「おっさん」と声をかけられることは、あまりいい印象を受けないとされ、馬鹿にされていると感じる人も多い。そこで大阪府民の中年男性に親しみを込めて声をかけるときは「おっさん」よりも「おっちゃん」と声をかけると良いだろう。

東京都民が気を付けたいのが、エスカレーター利用の際のマナーである。東京でエスカレーターに乗る場合、片側をあけるときは右側という暗黙の了解がある。しかし大阪では反対に左をあけるのが一般的だ。混雑時などに東京都民がうっかり左側に立ってしまうと、後ろから注意を受けるかもしれないので気を付けたい。

大阪の魅力といえば、人情味という人も多い。初対面の人でもフレンドリーに話しかけ、その内容にはボケやツッコミが普通に存在する。あまり知らない人だからと、遠慮して話すのではなく、相手のボケに対してはすかさずツッコんであげることで、相手との距離感を縮めることができるのだ。お互いのコミュニケーションの1つとして、ボケとツッコミは恥ずかしがらずに会話の中に取り入れよう。

郷に入れば郷に従えという言葉もあるが、大阪はそんな魅力が特に多い街とも言えるだろう。